グリッドトレードはFXで資産運用を可能とします。古くから確立され、どんな相場にも適用でき、ロジックが通用し続ける・・・個人でも再現しやすい唯一の手法です。

千刻(MT5版)


千刻とは、グリッドトレードを行うために設計・開発されたMetaTrader5 専用の自動売買システム(Expert Advisor)です。相場に対し等間隔の値幅でポジションを取り、一定利益が得られるタイミングで決済を行う・・・という最も普及しているグリッドトレード手法を採用しています。

[図1.取引イメージ図]

各FX業者のリピート系FXサービスでグリッドトレードを行うことは可能ですが、FX業者が固定されることでトレード環境が限られる、機能不足があるなどで実際の運用面では不便・不満を感じる事もあるかと思います。千刻は多様化されるグリッドトレードへの多くのニーズを満たすべく、機能を充足しつつ運用途上での戦略変更を行いやすいよう柔軟性を最重要視しました。MT5ならではの「FX業者の選択の自由」「自由度の高さ」により、多岐に渡るグリッドトレード戦略を実現可能とています。

また、古くから確立されたグリッドトレード手法を尊重し、テクニカルレスにすることでシステムの寿命を持たせないようにしました。テクニカルが相場にマッチしなくなるといったリスクを排除し、長期間において運用者のグリッドトレード戦略を実直に運用するために特化したシステムです。


システムはご自由にダウンロードください。デモ口座(一部口座は不可)や、バックテスト(ストラテジーテスト)については無料で機能制限なく利用可能です。本番口座でご利用になる際には認証キーのご購入が必要となります。

(注意)当EAはヘッジ口座のみで機能します。ご利用予定の業者・口座がヘッジ口座であることを必ずご確認ください。また、WEB認証を行うための設定を行わないとご利用になれませんので、自動売買システムセット手順を必ずご確認ください。

システム特徴

  • テクニカルレスのグリッドトレードであるため、手法そのものの寿命はありません
  • FX通貨ペアのほか、日経225、ダウなどの株価指数、ビットコインなどの仮想通貨もMT5で扱っている銘柄すべてに対応しています
  • 売買方向は、BUY,SELLともに可能です(両建運用はチャートを2つ使う事で可能です)
  • 売買価格の制限(注文レンジの指定)を行えます
  • ポジション間隔、利幅、損失幅は自由に設定できます
  • 上記値幅などの設定は値動きの最小単位Point単位(1Point=0.1Pips)での指定が可能です
  • 運用途中でポジションを抱えながら各種設定を変更できます
  • 売買の一時停止やBUY,SELLの切り替えも自由です
  • 含み損を抑える逆指値ロジックでポジションを取りすることが可能です
  • 利益拡充に貢献が期待できるトレール決済 / 逆指値決済が可能です
  • 保有ポジションに対して裁量ポジションへの移行が容易に行えます
  • リスク管理のためにポジション数の制限することができます
  • 証拠金維持率によって新規ポジションを抑えることができます
  • 不安定な相場でのポジション取りを抑止するスプレッドフィルターを効かせることができます
  • スリッページの連続発生に対してセーフティ機能を有しています
  • 口座フリーのため、1つのライセンスで複数口座、複数MT5業者で利用できます

  • 全ポジションの平均建値が設定利幅を達成した場合にポジションを一括決済する機能が使えます(MT4 版 貭刻 ロジック)[Ver2.0]
  • 自動売買の開始・終了を裁量等の他ポジションの有無で制御することが可能です(MT4版 千刻・楔 ロジック)[Ver2.0]

 

機能説明

EAセット時のチャートイメージ

[図2.チャートセット時イメージ]

チャートにEAをセットした際、上部にボタン4つと情報表示枠が表示されます。
ボタン「info」をクリックすると情報表示枠の位置が左上、左下、右下、右上、非表示と切り替わります。
ボタン「Grid Display」をクリックすると注文間隔をどの程度で設定しているか視認できます。後述の「注文間隔の視覚機能」を参照。
ボタン「Trade Pause」「Trade Start」は自動売買の一時停止機能です。

チャート上に青ラインが注文レンジを示しています。赤ラインは利確・損切撤退価格です。

情報表示枠の内容は以下の通りです

1行目:認証情報
2行目:通貨ペア / MAGIC NO / 売買が止まっている場合は情報表示
3行目:売買方向 / トリガーモード使用時は当該情報表示
4行目:新規設定 注文方式 / 注文間隔
5行目:利確設定 決済方式 / 利幅
6行目:損切設定 損切方式 / 損失幅
7行目:マーケット情報 Bid / Ask
8行目:マーケット情報 ロングスワップ / ショートスワップ
9行目:保有ポジションの取得平均価格 / ロット合計(ポジション数)
10行目:未決済損益 / 累積スワップ

 

注文間隔の視認機能

[図3.注文間隔視認]

チャート画面上の「Grid Display」ボタンをクリックすると、注文間隔を水平ラインで点滅表示します。
値動きに対してポジション密度がどの程度になるか視覚的に確認できることで、ポジション取りイメージがつきやすくなります。
特に運用開始時や設定変更時のシーンでポジション密度を確認する際に役立ちます。

自動売買の一時停止・スタート機能

チャート画面上の「Trade Pause」ボタンをクリックすると自動売買を一時停止します。自動売買をスタートしたい場合は「Trade Start」ボタンをクリックします。指標発表時は様子見をするといった場合や、運用開始時に注文間隔を視覚的に確認する際に一時停止にするなどといった活用方法があります。

新規注文の価格レンジ指定

新規注文を行う価格レンジを上限・下限で指定することが出来ます。上限だけ指定、下限だけ指定、両方指定、指定なしともに可能です。
上図2の青の水平ラインが注文上限・注文下限の価格として表示されます。

価格指定での全ポジション利確・損切(Ver2.2で拡張)

特定の価格まで到達したら、保有ポジションを全て決済する機能となります。
Ver2.1では、全ポジション決済した際、新規注文を止めるセーフティ機能でしたが、戦略的に使えるようVer2.2で機能拡張しました(以下、買いの例で説明します)。
上図2の赤の水平ラインが一括利確・一括損切の価格として表示されます。

特定の価格(xProfitTakePriceに設定した価格)まで上昇したら保有しているポジションを全決済します。その後、自動売買を継続させるか、自動売買を止めるか選択できます(Ver2.2)。

目標ライン到達で自動売買を止め、その後の再エントリは様子を見て自身で決めたいといった場合にご活用ください。また、アップトレンドにて、上昇途上の値動きは取りたいが高値掴みを回避したいといったケースでの活用も想定できます。

損切も同様です。特定の価格(xLossCutPriceに設定した価格)まで下落したら保有しているポジションを全決済させることが可能です。その後、新規注文を止めることもできますので、特定ラインを割ると逆行し続ける可能性が高いようなポイントに置くなど、セーフティ機能としてご活用ください。

スリップセーフティ機能

ネガティブスリップが発生した場合の対策機能です。(業者起因による、通常発生しえないスリップが連続で発生し続けた事象を受けて追加した対策機能です)
自動売買を一時停止する、連続発生した場合に自動売買を停止する、その両方を組み合わせるといったセーフティ機能を搭載しています。
またスリッページがどの程度発生しているか分かりやすいように注文時・決済時にスリッページ値をログに出力しています。
※業者によっては約定価格が取得できないケースがあります。その場合は当該機能はオフとしてください。確認済業者はOanda Japan(2023年7月時点)。

スプレッドフィルター機能

スプレッドフィルター機能を有しています。許容する値以上にスプレッドが開いている場合には新規注文を行いません。
指標発表などのイベントによって瞬間的にスプレッドが広がる際にポジションを取りたくない場合や、スプレッドが超狭小で固定されているが時間帯によって広がっている期間にポジションを取りたくないときなど、スプレッドフィルター機能でコントールすることが出来ます。

証拠金維持率の設定

指定した証拠金維持率(xMarginLevel)を下回っている場合、新たに注文しなくなります。リスク過多にならないよう資金管理のセーフティ機能としてご活用ください。

ポジション数の制限

ポジション最大数(xMaxPositions)を設定すると、最大数に達した場合に新たに注文しなくなります。注文レンジ(上限・下限)の設定と、注文間隔の設定でポジション数のコントロールは可能ですが、それとは別に保有するポジション数の制限も可能です。ポジション過多にならないようセーフティ機能としてご活用ください。

注文方式(5種から選択)

新規注文の方式を決める設定項目です。新規注文しない / 通常 / 逆指値注文 / トレンドフォロー(買いならば現ポジションの高値しか買わない) / アゲインスト(買いならば現ポジションより安値しか買わない)から選択できます。(Ver2.0 MT4版 貭刻のロジックである トレンドフォローモード,アゲインストモードを追加拡充)


・注文モード:逆指値注文(STOPORDER_OPEN)

逆指値注文の概念を取り入れた新規注文の方式です。下落中は新規注文を行わず、指定した値幅だけ反発したタイミングで新規注文を行います。急落するような相場でポジション数が抑止され、含み損の増大スピードを緩やかにする効果があります。順方向に動く場合は買い上がっていく形になります。

[図4.逆指値注文取引イメージ]


利確方式(7種から選択)

利確方式を決める設定項目です。利確しない / 通常 / 逆指値決済 / トレール決済 / 一括決済 / 一括逆指値決済 / 一括トレール決済 から選択できます。(Ver2.0 MT4版 貭刻のロジックである 一括決済,一括逆指値決済 / 一括トレール決済を追加拡充)


・利確しない(PROFIT_NOT_CLOSE)

利確しません。利確撤退機能も機能しません。


・通常(PROFIT_NORMAL_CLOSE)

通常の利確方式です。ポジション個々に対して設定利幅獲得した場合に利確します。


・トレール(PROFIT_TRAIL_CLOSE)

トレールの概念を取り入れた決済方式です。相場の動きがポジションに対して順方向に動く場合、逆指値注文を追随させる形でトレールし、個々のポジションの利を伸ばします。トレンドに乗っている場合やボラティリティが大きい場合に効果が強くでます。一方で、逆行相場・狭いレンジ・低ボラティリティでは決済数減少といったデメリットとして働くケースもあります。


・逆指値(PROFIT_STOPORDER_CLOSE)

逆指値で決済する方式です。逆指値を追随させないことで、強いトレンドに乗った場合に決済さらずに利を大きく伸ばす事が出来ます。大きな利が乗ったポジションについては、逆指値に掛かるまで待つ形になるため、プラススワップが大きい場合など有利になります。また、大きな含み益に達した際に手動で決済することで大きな利確も狙う事が出来ます。


・一括利確(PROFIT_ALL_CLOSE)

全ポジションを一括決済する方式です(Ver2.0 MT4版 貭刻ロジック)。全ポジションの平均建値で設定利幅を獲得した際に、全ポジションをクローズします。


・一括逆指値利確(PROFIT_ALL_STOPORDER_CLOSE)

全ポジションを一括決済する方式です(Ver2.0 MT4版 貭刻ロジック)。全ポジションの平均建値で設定利幅を獲得した際に、全ポジションに対して利確のための逆指値を入れます。


・一括トレール利確(PROFIT_ALL_TRAIL_CLOSE)

全ポジションを一括決済する方式です(Ver2.0 MT4版 貭刻ロジック)。全ポジションの平均建値で設定利幅を獲得した際に、逆指値注文を追随させる形でトレールし、全ポジションに対して利を伸ばします。


損切方式(3種から選択)

損切方式を決める設定項目です。損切しない / 通常 / 一括決済 から選択できます。(Ver2.0 柔軟性を上げるために利確と損切を独立で設定できるようにし、MT4版 貭刻のロジックである 一括決済を追加拡充)


 

・損切しない(LOSS_NOT_CLOSE)

損切りしません。損切撤退も機能しなくなります。


・通常(LOSS_NORMAL_CLOSE)

ポジション個々に対して損切を行う方式です。ポジション個々に対して設定損失幅に到達した際に、ポジションをクローズします。個々のポジションの損切は行わず、損切撤退だけを機能させるといった事も可能です。


・一括損切(LOSS_ALL_CLOSE)

全ポジションを一括損切する方式です(Ver2.0 MT4版 貭刻ロジック)。全ポジションの平均建値で設定損失幅に到達した際に、全ポジションをクローズします。


保有ポジションの裁量化

自動売買で保有したポジションの一部を裁量化する事が可能です(ここでいう裁量化というのは、EAによる利幅・損失幅に従った決済を行わないことを指します)。当EAは、指値が入っている場合は利幅による利確決済が行われなくなり、逆指値が入っている場合は損失幅による損切決済が行われなくなります。

例えば、動意が一方向に強く出たetcで一部ポジションをホールドしたいという場合は、手動で指値を入れることで指値を入れたポジションをホールドするといった使い方ができます。

※利確撤退・損切撤退の価格に達した場合は指値・逆指値が入っていても利確撤退・損切撤退の全決済が優先されます。

全ポジションを一括損切する方式です(Ver2.0 MT4版 貭刻ロジック)。全ポジションの平均建値で設定損失幅に到達した際に、全ポジションをクローズします。


トリガーモード

自動売買の開始・終了を裁量など他ポジションの有無で制御する機能となります(MT4版 千刻・楔 ロジック)。自動売買のトリガーについては、MT4版 千刻・楔 の仕様をご確認ください。

MT5版千刻 は、千刻・楔に対して他ポジションが解消された場合に、
・TYPE A:新規注文・決済 共に止める
・TYPE B:新規注文のみを止めて決済ロジックのみ動かし続ける
・TYPE C:新規注文を止めて保有ポジションを全部クローズする
と3種類から挙動を選択できるように拡張しました。


業者・口座フリー / 認証機能

WEB認証により、1つの認証キーで複数業者、口座で制限なく利用することが出来ます。サーバーメンテナンスなどでWEB認証が行えなかったとしても稼働中のEAが即時停止されることはありませんのでご安心ください。Ver1.1において認証サーバーの冗長構成化(下図5の②) 及び ローカル認証(下図5の③)も付加し、システムの持続性をさらに向上させています。

[図5.認証機能概要図]

パラメータ説明

自動売買システムのパラメータとその説明です。

パラメータ 説明
xAuthKey 本番口座で動かすための認証キーを入力してください。(認証キーはご購入時にご案内しています)
xMagicNumber 他のEAと動作干渉しないよう識別するための番号です(マジックNO)。
他のEAのマジックNOと被らないようにご注意ください。
xOperateMode 動作モードです。以下より選択してください。
NORMAL:チャートにEAをセットし、パラメータ入力完了すると自動売買がすぐに始まります。
PAUSING_START:チャートにEAをセットし、パラメータ入力完了後、画面上のSTARTボタンをクリックすることで自動売買が開始されます。
xTradeMode 取引モードです。売買方向を以下より選択してください。
BUY_MODE:新規ポジションをBUY側(Long)で持ちます
SELL_MODET:新規ポジションをSELL側(Short)で持ちます
xLots 取引ロットサイズを設定してください。
多くの業者は1=10万通貨(0.01=1000通貨)ですが、業者・口座によって異なるのでご注意ください。
xAllowSpread 許容するスプレッドの値をPoint単位で指定してください。本設定値よりスプレッドが拡大している場合は新規にポジションを取らなくなります。スプレッドフィルターを機能させたくない場合はマイナス値を入れてください。
注文レンジ
xMaxPrice 新規注文を行う上限価格を設定してください。
上限を設定したくない場合は0を設定してください。
xMinPrice 新規注文を行う下限価格を設定してください。
下限を設定したくない場合は0を設定してください。
新規注文パラメータ
xOpenMode 注文モードです。新規注文の方法を以下より選択してください。
NOT_OPEN:新規注文を出しません
NORMAL_OPEN:通常の注文モードで、成行注文します
STOPORDER_OPEN:逆指値注文ロジックを適用した成行で注文します(含み損抑止)
FOLLOW_OPEN:保有ポジションに対して順方向で新規注文します(買いであれば高値)
AGAINST_OPEN:保有ポジションに対して逆方向で新規注文します(買いであれば安値)
xIntervalPoints 注文間隔をPoint単位で指定してください。(ほとんどの業者は 1Pips = 10Point です)
xOpenStopPoints 注文モードが逆指値注文方式(xOpenMode=STOPORDER_OPEN)のときのみ有効です。
下落後、どの程度反発したら新規注文を行うか幅をPoint単位で設定してください。
利確パラメータ
xProfitCloseMode 利確モードです。利確方法を以下より選択してください。
PROOFIT_NOT_CLOSE:利確しません(利確撤退も行いません)
---個々のポジション利確する---
PROOFIT_NORMAL_CLOSE:通常の利確モードで、成行で利確決済します
PROOFIT_STOPORDER_CLOSE:成行で決済せず、逆指値を入れます
PROOFIT_TRAIL_CLOSE:成行で決済せず、トレール機能を適用します(逆指値決済を追随させます)
---全ポジションの平均建値で利確判定し、全ポジション一括利確する---
PROOFIT_ALL_NORMAL_CLOSE:通常の利確モードで、成行で利確決済します
PROOFIT_ALL_STOPORDER_CLOSE:成行で決済せず、逆指値を入れます
PROOFIT_ALL_TRAIL_CLOSE:成行で決済せず、トレール機能を適用します(逆指値決済を追随させます)
xProfitPoints 利益幅をPoint単位で指定してください。利確したくない場合、0以下の値を入れると利確しません。
xCloseStopPoints 決済モードが逆指値注文方式(PROFIT_STOPORDER_CLOSE,PROFIT_ALL_STOPORDER_CLOSE)のときのみ有効です。
現在価格からどの程度離れたら利確決済の逆指値を入れるかPoint単位で設定してください。
(FX業者の定めるストップレベルより小さい値を設定した場合、ストップレベル値を適用します)
xCloseTrailPoints 決済モードがトレール決済機能方式(PROFIT_TRAIL_CLOSE,PROFIT_ALL_TRAIL_CLOSE)のときのみ有効です。
現在価格からどの程度離れて追随するかをPoint単位で設定してください。
(FX業者の定めるストップレベルより小さい値を設定した場合、ストップレベル値を適用します)
価格での一括利確パラメータ(Ver2.2)
xProfitPriceCloseMode(Ver2.2) 指定価格に到達すると全ポジションを利確させる機能です。その挙動を設定します。
PROFIT_PRICE_NOT_CLOSE:本モードを使用しません
PROFIT_PRICE_NORMAL_CLOSE:後述パラメータ xProfitTakePriceに設定した価格に到来した場合にポジションを全て利確します
PROFIT_PRICE_CLOSE_PAUSE:後述パラメータ xProfitTakePriceに設定した価格に到来した場合にポジション全て利確した上で自動売買を停止します
xProfitTakePrice 一括利確を行う価格を設定します。
本項目に設定した価格に到達すると、前述パラメータに従ってポジションを全て決済します(利確のためBUYは高値側に設定し、SELLは安値側に設定してください)。
(重要)BUYの場合は注文レンジよりも高値、SELLの場合は注文レンジより安値を設定してください
損切パラメータ
xLossCloseMode 損切モードです。損切方法を以下より選択してください。
LOSS_NOT_CLOSE:損切しません(損切撤退も行いません)
LOSS_NORMAL_CLOSE:通常の損切モードで、設定した損失幅に達したら成行で損切決済します
LOSS_ALL_CLOSE:全ポジションの平均建値に対して設定した損失幅に達したら成行で損切決済します
xStoplossPoints 損切幅をPoint単位で指定してください。損切したくない場合、0以下の値を入れると損切りしません。
価格での一括損切パラメータ(Ver2.2)
xLossCutPriceCloseMode(Ver2.2) 指定価格に到達したときに全ポジションを利確させる機能です。その挙動を設定します。
LOSSCUT_PRICE_NOT_CLOSE:本モードを使用しません
LOSSCUT_PRICE_NORMAL_CLOSE:後述パラメータ xLossCutPriceに設定した価格に到来した場合にポジションを全て損切します
LOSSCUT_PRICE_CLOSE_PAUSE:後述パラメータ xLossCutPriceに設定した価格に到来した場合にポジション全て損切した上で自動売買を停止します
xLossCutPrice 一括で損切を行う価格を設定します
本項目に設定した価格に到達すると、前述パラメータに従ってポジションを全て決済します(利確のためBUYは安値側に設定し、SELLは高値側に設定してください)。
(重要)BUYの場合は注文レンジよりも安値、SELLの場合は注文レンジより高値を設定してください
セーフティ機能群パラメータ
xSlipSafeMode スリップ対策機能です。ネガティブスリップ発生時の挙動を以下より選択してください。
NONE:何もしません
TRADE_WAIT:自動売買を約1分だけ一時停止します
TRADE_STOP:ネガティブスリップが連続で発生する場合に、自動売買を停止します
TRADE_WAIT_STOP:自動売買を約1分だけ一時停止し、連続で発生し続ける場合は自動売買を停止します
xSlippage スリッページの値をPoint単位で指定してください。
多くの業者では指定しても無視されることが多いため、xSlipSafeMode でスリッページを検知するために用いています。
本設定値以上のネガティブスリッページが発生した場合に、スリッページ対策機能が動作します。
xMarginLevel 新規注文を行える証拠金維持率の水準を指定してください。
本設定値を下回っている間は新規注文を行いません。証拠金維持率が水準を超えると新規注文が再開されます。
証拠金維持率の制限を掛けたくない場合はマイナス値を入れてください。
xMaxPositions 最大ポジション数を指定してください。
本設定値に達すると新規注文を行わなくなります。ポジション数制限をしたくない場合は0以下の値を入れてください。
トリガーモードパラメータ
xTriggerMode 他ポジションの有無によって自動売買の開始・終了を制御するモードです。以下より選択してください。
TRG_OFF:トリガー機能を使用しません
---自動売買と同一通貨ペア・売買が順方向のポジションを検知する---
TRG_NORMAL_A:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文・決済を止める
TRG_NORMAL_B:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文を止め・決済はそのまま動作させる
TRG_NORMAL_C:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文を止め・ポジションを全クローズする
---自動売買と同一通貨ペア・売買が逆方向のポジションを検知する---
TRG_REVERSE_A:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文・決済を止める
TRG_REVERSE_B:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文を止め・決済はそのまま動作させる
TRG_REVERSE_C:ポジション検知時、新規注文・決済を行う ポジション解消時、新規注文を止め・ポジションを全クローズする
xMagicNumberTrg トリガモードを使用する際、検知するポジションのマジックナンバーを指定してください。裁量ポジションを検知したい場合は0を入力してください。
その他パラメータ
xTradeComment 新規注文時にオーダーコメントとして付与できます。任意の文字を入力してください。
xFontColor チャートに表示される文字色を選択してください。

 

入手方法

システムはご自由にダウンロードください。デモ口座(一部口座は不可)や、バックテスト(ストラテジーテスト)については無料で機能制限なく利用可能です。本番口座でご利用になる際には認証キーのご購入が必要となります。

(注意)当EAはヘッジ口座のみで機能します。ご利用予定の業者・口座がヘッジ口座であることを必ずご確認ください。また、WEB認証を行うための設定を行わないとご利用になれませんので、自動売買システムセット手順を必ずご確認ください。

 

履歴

年月日 Ver 内容
2023/04/22 1.0 初回リリース
2023/06/10 1.1 認証機能改善(可用性向上)
2023/06/17 1.2 GUI改善
2023/07/03 2.0 MT4版 千刻・楔ロジックの追加 及び 拡張
MT4版 貭刻ロジックの追加
2024/01/22 2.1 ログ出力改善・約定結果が取得できない業者対応
2024/04/22 2.2 価格指定での一括利確・一括損切後の挙動拡張(自動売買停止/継続を選択可能とする)

 

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MetaTrader4/5 自動売買EA「千刻」

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